防水工事は、シーリングとウレタンどちらも必要?

防水工事で使われるシーリングとウレタンは、それぞれ異なる役割を果たすものですが、どちらも防水性能を高めるために重要な役割を担っています。そのため、防水工事の内容によっては、両方を必要とするケースもありますが、工事の目的や場所に応じて使い分けるのが一般的となっています。

シーリングは、主に建物の隙間や接合部分を密封するために使用されます。これにより、雨水や湿気が建物内部に侵入するのを防ぎます。特に、窓枠、ドア枠、外壁の接合部などの細かい隙間を埋める部分に使われます。シーリングの特徴は、柔軟性があり、膨張や収縮を吸収できるもので、主にシリコン系やポリウレタン系のシーリング材が使用されます。

一方、ウレタン防水は、屋上やバルコニー、外壁などの広い面積に防水層を作るために使われます。液体状で塗布し、乾燥後に防水膜を形成します。これにより、外的な水分や雨水から建物を保護します。屋上、ベランダ、バルコニー、外壁などの広い面積をカバーする部分に使用されます。ウレタン防水の特徴は、塗布後に硬化して防水膜を作り、非常に強力な防水効果を発揮することです。塗装で行うため、既存の構造に合わせて柔軟に施工できるのも大きな特徴となっています。

シーリングは隙間を埋めるために行う施工で、ウレタン防水は広い面積に塗布して防水膜を作るため両方が必要な場合が多いです。それぞれの役割を理解し、適切に使い分けることで、より強力で長持ちする防水工事の実現が可能となります。

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