合成樹脂について知ろう~ウレタン~
外壁を保護する合成樹脂の主なものには、
・フッ素
・シリコン
・ウレタン
・アクリル
この4種類があります。
それぞれ特性が異なりますので、
種類に分けて解説するこのシリーズ。
今回はウレタンです。
屋根や外壁の塗装で、
ウレタンが使われることは多いです。
一般的には、このウレタンと、シリコンの2種類が
スタンダードな塗料として使用されているといえるでしょう。
現在では、耐久性の高いシリコンが
価格がお求めやすくなってきましたので、
シリコンのほうが若干人気高といえましょうか。
費用面の観点から、この4つの合成樹脂を並べてみると
フッ素 > シリコン > ウレタン > アクリル
また、耐久性の観点で高い順にランキングすると
フッ素 > シリコン > ウレタン > アクリル
ざっくりとした比較ですが、ランキングをみると
一見は耐久性と費用が比例しているだけに見えますね。
とはいえ、ここには表れない
ウレタンにはウレタンの良さがあります。
・樹脂が柔らかく密着性が高い(ひび割れの抑制)
・防汚性が高い
・塗料のなかでは比較的安価の部類
・ウレタン塗料の耐久性は6~10年が目安
・小さな範囲の補修に適する
硬化剤の量を調節して少なくした場合には
速乾性が高まって、
小さな範囲の部分補修に適しています。
このように、ウレタンは施工ケースも幅広く
無駄が少なくて済む塗料です。
ウレタンのデメリットもご参考にしてください。
・紫外線によって変色しやすい
・水に反応しやすい
施工場所に適した塗料を選ぶことが大切です。
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