合成樹脂について知ろう~フッ素
家をダメージから守るのが塗装における合成樹脂の役割。
「ウレタン」「アクリル」「シリコン」と
合成樹脂の種類・グレードごとに
特徴を解説してきました。
今回は「フッ素」です。
まず、結論から申しますと、
フッ素はグレードの高い塗料です。
耐久性の高い塗料 フッ素>シリコン>ウレタン>アクリル
コストの高い塗料 フッ素>シリコン>ウレタン>アクリル
4種の塗料を耐久性で比較すると
高耐久のものほどコストも高いことがわかりますよね。
そのトップがフッ素です。
ほかの塗料と比べてどれくらい高コストか?
目安となる㎡単価をまとめるとこうなります。
(※あくまでも目安としてご参照ください)
アクリル 1,000~1,200円/㎡ 4~7年
ウレタン 1,800~2,000円/㎡ 6~10年
シリコン 2,500~3,500円/㎡ 8~15年
フッ素 3,500~4,000円/㎡ 15~20年
耐久年数の目安も右側にまとめました。
フッ素のコストは比較的割高です。
しかし、耐久年数をみると
他の塗料で2回施工するくらいの耐久性がありますね。
お手入れを長いあいだ気にせずに済むのは楽かもしれません。
さて、4回にわけて塗料のグレード別にお話してきたこのシリーズ。
一般的な塗料のことを知っていただきたくて
解説してきましたが
塗料の種類はこれだけではありません。
ほかには
・光触媒塗料
・セラミック塗料
・無機塗料
・ナノテク塗料
・断熱塗料
・遮熱塗料
・熱交換塗料
・弾性塗料
などもあります。
これらは、樹脂のグレードだけでなく
特化した機能を持っていることから
「機能性塗料」と呼ばれています。
機能性塗料についても
今後お話しできるとうれしく思います。
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